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若き真言僧侶たちの脚本とプロの技術が1つになった話題の映画『高野山への道』の情報とこぼれ話をお届けします!
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早朝よりキャンプ地を高野山に出発。九度山経由にて2時間のドライブ。快晴、本編でも語られる九度山のシーンを撮影。まばゆい晴天に神秘的な雲がお迎え下さった。農家の軒にはすでの名産の柿がならぶ。空海さまが伝えたという伝説が今もなお語り継がれている。

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「仕事でこんなに気持ちよくていいのかなぁ」とスタッフの1人がポツリ。本当に澄み渡っている。そして空海さまのふところに飛び込んだことを実感した。
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天河での撮影を終え、キャンプ地に戻り河原のシーンを撮影。ここから星加さんが登場する。理想の染色に合う清水をさがす女性という設定。一気に現場が華やかに。

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実際、この地域は水にまつわる神さまの逸話が多く、その代表が弁天信仰。空海さまと清きお水はきってもきれぬご縁があると地域の方はあつく語って下さる。

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 快晴…5時起床、6時朝食、7時出発。天川から吉野へ向かう。吉野・金峰山寺門前の食事処にて食事のシーンを撮影する。眼下に拡がる吉野の山々を眺めながら、真、信念、吉川が各々の昼食をとりながら、熱き想いを語るシーン。お店の全面協力にて順調に進む。
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その後、門前道を走るシーンを撮影。吉野はすでに秋の気配を感じる爽やさ。RIMG0162.jpg
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午後から天河弁財天に向かう。お参りするシーンや樹齢1000年を越える神木・大イチョウを撮影。
輪袈裟とは略式の袈裟のことです。仏教徒は袈裟を身に纏い、仏法を学びます。お釈迦さまの姿に感銘を受けた庶民が自身の衣服を少しずつ施したことに由縁します。それらをつなぎ合わせ法衣としました。施しの第一歩とも言われます。この袈裟を小さくして現代の服装にも使いやすくアレンジした物が「輪袈裟」です。お遍路や高野山参拝の必需品です。

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劇中、使われている輪袈裟は映画オリジナルの物です。この企画に併せて開発されました。この輪袈裟には以下のような意図があります。

今回の特別伝道『同行参拝』は大師と共に、住職と共にという発願のもと、実施されます。高野山といえば「空海さまがご入定なされた聖地」ということが有名ですが、開創という「高野山を道場として開かれた目的」、そして青年時代情熱はいかなるものであったか?この部分を観じることが出来れば、本来、空海さまの真言宗にかける熱き想いを身近に知ることが出来るのではないか?

そのシンボルとして『飛行三鈷』にスポットを当てることになりました。飛行三鈷は空海さまが唐から「日本密教の道場を示したまえ」と念じ、投じた法具です。この三鈷が高野山の松に引っ掛かり輝いていたという伝説が今に伝わっています。その松は壇上伽藍中央に今でも存在し、三つ葉になった不思議な松葉は珍重されています。

伝説とはいえ、現代に至るまで空海さま御身の温かみ直に触れられるエピソードこそ、開創当時の熱意を感じられる数少ない逸話であります。この三鈷が飛行する様を今回の象徴とし、参加者に授与される輪袈裟には八葉の峰を飛来する三鈷を描いております。

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この輪袈裟は完全なオリジナルで企画、デザインとも僧侶によるものです。織りは倉敷の独自の名産である「畳縁」です。古来より、畳の縁に使う織機は倉敷・児島地方に伝わっており、その独特の風合いと技術は世界に誇る産業です。近年、畳の需要が減り苦戦していますが、元々神仏を祀る敷物が幡となり、それが転じて御簾などの縁に利用され、寺格を示す畳の縁となった説もあり、その生地で輪袈裟を作るということはじゅうぶんな方便となります。

生地は4色からなり、裏表2種を採用し、これも初めての試みであるリバーシブルタイプとして制作されました。これは大勢の参拝者を判別するためであり、4つの色パターンは高野山の四季を表現しております。

平成20年10月7日

正午前、高蔵寺に集合。新たにヒロイン・星加さんが加わり、奈良へ向かう。車の整備は間に合い、今回はトラックにて搬送する。 宿泊地は奈良天川村、天の川青少年旅行村のロッジにて。今回も自炊。午後8時前に到着。さっそく夕食と撮影をかねた「精進カレー」の調理にとりかかる。

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想像以上の設備に一安心するが、想像以上の山奥で不安もよぎる。通信系はいっさい役に立たず。せせらぎと虫の声、満点の星のみが住民である。
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